WORM
HOLE episode 10
Yoshiaki KURIBARA + Hitoshi KURIYAMA
November 24~December 22, 2007
Opening Reception: Saturday, November 24th, 7pm-
Installation by Hitoshi KURIYAMA: 2007.12.30-2008.1.19
このたびmagicalでは、新人企画展「WORM
HOLE episode 10」を企画しました。magicalのマニフェストに相応しい新人作家を、運営メンバーが選出。しかし、単なる「グループ展」ではなく、お互いが関係し合い、全体として、一つの「magical」としての、インスタレーションとなるようにキュレーションを行います。
六本木での「WORM HOLE」シリーズ最後となる今回は、栗原良彰と栗山斉による展示です。栗原良彰は、ユートピア的な東京の中で自分は何をするのか?といった問の中から作品を作り出しています。一見するとTVセットのようなインスタレーションを提示しますが、無意味なデコレーションであることを超えて、そこに社会的な役割が生まれた時にアートになるのでは、と考えます。例えば、今回展示するものの一つにポップコーンが飛び出す装置がありますが、ポップコーンから連想するポップさやエンターテイメントといった要素と同時に、ポップコーンの原料となるトウモロコシの値段があがっている(バイオ燃料として使われるためですが、このままでは「金」になってしまうという危機感)という社会的な現象や、その輸入先としてのアメリカのイメージというつながりがあります。表面的なとっつきやすさの底にある問題提起を感じ取っていただけたらと思います。一方栗山斉は、蛍光灯やヒューズ、LEDなど非物質的な光や音を使って、知覚の中に新たな空間を作り出します。今回展示する作品は、割れた蛍光管と切れかけの蛍光管を組み合わせたインスタレーションです。それらは照明器具としての役割は終えているにもかかわらず、確かに蛍光灯として存在します。消え行くものの儚さや、曖昧で不確かな存在としての存在のあり方を感じさせる作品です。それぞれの形で、現代社会へのアプローチをしている作品ですので、ぜひ体感していただけたら幸いです。
今回も、11/24〜12/22は1階で栗原良彰、4階で栗山斉の、それぞれ個展形式で展示を行いますが、12/30〜1/19は1階で外からご覧いただく形で栗山斉の展示を行います。
グローバルかつダイナミックな現代の芸術の流れ、その一方での内在的な表現の動き・運動性がどの方向を向かうかを予測するのは難しいですが、我々なりの一つのケースを提示することができればと考えます。
企画概要
会期:2007年11月24日(土)〜12月22日(土)※月曜・日曜・祝祭日休廊
会場:magical, ARTROOM
〒106-0032 東京都港区六本木6-8-14
Mail: info@magical-artroom.com
Web: www.magical-artroom.com
開場時間:11:00〜19:00
お問い合わせ:TEL&FAX: 03-3470-3750(事務局:伊藤悠)
出展アーティスト:栗原良彰、栗山斉
※ 12月30日(日)〜1月19日(土)1Fにて外からご覧いただく形で、栗山斉のインスタレーション展示を行います。(12/30〜1/7の期間、ギャラリーは冬期休廊しています)

栗原良彰
1980年
群馬県生まれ

作品名:control 展示場所:INAXギャラリー2(東京) 制作年:2005年 サイズ:W6000 D11000 H2500 素材:蛍光灯、ヘッドホン、アルミニウム、木、電線、etc.
栗山斉
1979年 兵庫県生まれ
東京芸術大学大学院博士後期課程美術研究科先端芸術表現領域 在籍
主なグループ展
2004年 「the Odyssey of Light」(ジェラシュ遺跡、ヨルダン)
2006年 「文化庁メディア芸術祭」(東京都写真美術館、東京)
2006年 「取手アートプロジェクト2006」(戸頭終末処理場、茨城)
2007年 「Re-Act」(広島市現代美術館、広島)
主な個展
2005年 INAXギャラリー2(東京)